オオマサガスは、「水から燃えるガス」を作り出し、地球環境に優しいエネルギー源として注目されています。しかし、その実態について「嘘ではないのか?」という疑問の声も少なくありません。
この記事では、オオマサガスを開発した日本テクノの技術的背景や、その後の発展について解説し、従来のブラウンガスとの違いに焦点を当てます。果たして、オオマサガスは新たなエネルギー革新の一翼を担うのか、それとも疑惑が残る技術なのか、その真実に迫ります。
- オオマサガスは、水を電気分解して酸素と水素の混合ガスを生成し、燃焼時に水に戻るため環境に優しい。
- 日本テクノ株式会社の大政龍普氏が開発し、ブラウンガスと異なり爆発リスクが少ない。
- このガスは高温にも耐え、タングステンなどの金属を溶かすことが可能で、産業用途が広い。
- 燃焼で二酸化炭素を排出せず、他の燃料と混合して発電にも利用できる。
- 高圧ガス保安法の規制をクリアするには、さらなる法的な承認が求められる。
- 振動攪拌技術により元素変換の可能性もあり、さらに広範な応用が期待されている。
オオマサガスの現状とその後は?
- オオマサガスとは?
- オオマサガスを開発した日本テクノ株式会社
- まとめ
オオマサガスとは?
オオマサガスは、酸素と水素の混合ガスであり、振動攪拌機を用いて水を電気分解することによって生成されます。このガスは燃焼時に水に戻るため二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー源として注目されています。
オオマサガスは、酸・水素ガスのことで、Oxygen Hydrogen Mixed Atomic Symmetrize Aeration-Gasの略称で「酸素と水素を合わせた原子状の調和されたガス」という意味であり、日本テクノ株式会社の大政龍普(オオマサリュウシン)社長によって開発されました。
オオマサガスの特徴
- 爆発する危険性が少ない
ブラウンガスは水素と酸素の混ざりで出来ているので酸素と水素の連鎖反応が起こるが、オオマサガスは酸素と水素の間に水クラスターが入り込んでいるため酸素と水素の連鎖反応起こらないため爆発などの危険性が少ないと考えられている。 - ガスバーナーに使用できる
バーナーの温度は約400℃ですが、約1600℃で溶けるチタンや約3300℃で溶けるタングステンも溶かすことが出来る。 - 他のガスと混ぜて使うことができる
プロパンガス 65% オオマサガス 35%の混合ガスで発電機などの燃料として使用できる - 燃焼すると水になる
二酸化炭素の排出がない - 水素電池の燃料として使用できる
オオマサガスを水素電池の燃料として使用すると燃料の水素と同様に発電できる
オオマサガスの課題
オオマサガスを製造販売するには高圧ガス保安法という法律で、ブラウンガスはこの法律で規制されています。オオマサガスも同じ量の酸素と水素を含有しているので、国にオオマサガスを認めてもらうにはブラウンガスとの決定的な違いを示す必要があります。
- 高圧ガス保安法による規制
ブラウンガス = 酸素 33% + 水素 66%(取扱が困難で危険性が高い)
オオマサガス = 酸素 33% + 水素 66%(水クラスターが安定に寄与)
ブラウンガスとは振動攪拌機によって細かく砕かれた水から生まれたオオマサガスは小さすぎて分子構造を解析することが困難でした。
さらにオオマサガスの安定に寄与していると言われている水クラスター説も反対派がおり、一概に正しいと言えないのが現状です。 - オオマサガスが認められるには
法律の改正もしくは新しい法律を作ることやエネルギー資源を扱う企業の積極的な協力が必要です。
振動攪拌機の新たな可能性?元素変換!
振動攪拌機はオオマサガスを生み出す以外にも様々な可能性を秘めています。それが元素変換です。振動攪拌機の羽根の振動速をさらに高速化した高周波超振動攪拌機を使い、透明の塩化カルシウムの水溶液を入れ20日間攪拌すると濁りのある黄色に変化し、成分を調べると攪拌前にはほとんど含まれてなかった「チタン、鉄、コバルト、ニッケル、銅」が大幅に生成されていた。
オオマサガスを開発した日本テクノ株式会社
日本テクノ株式会社は、東京都大田区に本社を置く総合プラントメーカーで、1969年に設立されました。主に水処理、環境公害防止、表面処理装置などの分野で事業を展開しています。
オオマサガスは、水を電解し、振動攪拌技術を用いて生成される新しいタイプのクリーンガスです。このガスは、原子状の酸素、水素、および重水素を含み、高エネルギーを発揮する特性があります。日本テクノは、この酸水素ガスを圧縮または液化する技術にも成功しており、これにより新たなエネルギー源としての可能性が広がっています。
同社はまた、食品業界や医療分野でもその技術が注目されており、中性電解除菌機能水「αトリノ水」なども開発しています。
会社名 日本テクノ株式会社
代表取締役 大政龍晋(工学博士)
所在地 東京都大田区久が原2-14-1
大政龍晋氏の受賞履歴など
大政龍晋は、科学技術の分野で数々の受賞歴を持つ著名な発明家です。彼は1939年に愛媛県で生まれ、名古屋工業大学で工学博士の学位を取得しました。彼の主な業績には、世界初の振動攪拌機の発明があり、この功績により科学技術長官賞と黄綬褒章を受賞しました。また、国内外で150件以上の特許を取得しています。
2000年以降の具体的な受賞歴としては、以下が挙げられます
大政龍晋は現在、日本テクノ株式会社の社長としても知られ、公益財団法人日本発明振興協会や神奈川県発明協会などでも重要な役割を果たしています。
大政龍晋氏の著書:地球を変える男―放射性セシウムをプラチナに
特に期待されるのが元素変換技術で、原子力発電所の放射性物質の解決に世界に先駆けて確立していただきたい!
著書の内容
放射性セシウムを無害化し、プラチナやバリウムに変換・生成する。温暖化の主因、二酸化炭素を水の力で新燃料に!!
目次
第1章 苦学して起業した青年時代
第2章 振動エネルギーを流体エネルギーに変換した、世界初の振動攪拌機の発明
第3章 水からできた究極のクリーンエネルギー、「OHMASA‐GAS」の誕生
第4章 地球温暖化の主因、二酸化炭素を強力な新燃料に!
第5章 医療の大革命、「活性医学」の道にも可能性を見せる中性電解水(αトリノ水)の発明
第6章 放射性セシウムをプラチナに変換し、無害化に成功
まとめ
オオマサガスは、日本テクノ株式会社の大政龍晋氏が開発した、水から生成されるクリーンなエネルギーガスです。酸素と水素の混合ガスであるオオマサガスは、燃焼後に水に戻り、二酸化炭素を排出しないため、環境に優しいとされています。また、振動攪拌技術により生成されるため、従来のブラウンガスと異なり爆発リスクが少なく、安全性も高いとされています。
オオマサガスは燃焼時の高温でタングステンなども溶かすことができ、また、他のガスと混ぜて発電機の燃料にも応用可能です。しかし、法規制や安全性の面でさらなる承認が必要であり、安定した実用化には技術的な課題も残っています。オオマサガスのさらなる発展には、新しい法律の制定や、産業界の支援が期待されています。