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ドリーム燃料のデメリット、嘘、怪しい、詐欺?いつから実用化、現在どうなった?

ドリーム燃料 Media

ドリーム燃料は、京都大学名誉教授の今中忠行氏が開発したとされる新しいタイプの合成燃料で、二酸化炭素と水から石油を合成する技術を用いています。この技術は、理論上は現在のガソリン価格の10分の1で供給できるとされていますが、その実現可能性には多くの疑問が投げかけられています。

この記事では、ドリーム燃料のメリット・デメリットや「嘘、怪しい、詐欺」と噂される理由について現在の状況といつから実用化されるのかについて開発動向をまとめてみました。

  • ドリーム燃料はCO2と水から石油を合成する技術です。
  • 低コストでの供給が期待されていますが、実現可能性には疑念が残ります。
  • 技術的課題や関係企業の透明性不足が批判の理由とされています。
  • 持続可能な燃料として期待されますが、詐欺の懸念も指摘されています。
  • 今後の開発進展と経済的実現可能性に注目が集まっています。

「嘘、怪しい、詐欺」と噂される理由は?

ドリーム燃料に関しては、いくつかの疑わしい点や論争が存在します。特に、開発を支援してきた業者からは「ドリーム燃料製造装置はいつまで経っても完成しない」との声が上がっており、実験段階ではあたかも成功しているように見せかけているが、実際には未完成であるとの指摘があります。また、資金を集めるための手段として利用されているとの批判もあります。

ドリーム燃料とは何ですか?デメリットは無いのか?

このようにドリーム燃料に対しては、「嘘」「怪しい」「詐欺」といった懐疑的な見方も存在します。これらの批判の背景には以下のような要因があります。

  1. 技術的な実現可能性への疑問
  2. 取扱企業との関係性が不透明
  3. 過去の類似技術の失敗事例
  4. メディア報道による過度な期待感の醸成

今中忠行氏は、京都大学の名誉教授であり、彼が開発した「ドリーム燃料」は、持続可能なエネルギー源として注目されています。この技術は、水と空気中の二酸化炭素を原料にして石油を合成するもので、化石燃料に依存しない新しいエネルギー源としての可能性を秘めています。

ドリーム燃料の製造プロセスは、炭酸ガスの超微細気泡と特殊な光触媒を用いて水を活性化するラジカル水を使用し、その後、種となる石油(元油)と混合することで行われます。この方法により、軽油や重油などの石油製品を生成することが可能です。特に、このプロセスは常温常圧で行えるため、大規模な設備を必要とせず、安価なランニングコストを実現できるとしています。

出典:YouTube ドリームエネルギー 石油製造の全工程 (株)アイティー技研

ドリーム燃料の技術的課題は?

  • 製造過程で入力エネルギーより出力エネルギーが増えるエネルギー保存の法則に反するのか?
  • 光触媒で生成されるラジカル水のおよび二酸化炭素吸収のエネルギー的メカニズムの解説は?
  • ラジカル水が吸収する二酸化炭素の量は?
  • この基礎的な解説がされない状態で実証実験の意味があるのか?

ドリーム燃料を作る合成燃料製造装置の取扱会社が不明確

ドリーム燃料を作る合成燃料製造装置の販売会社が複数存在しており、開発者の今中忠行氏との関係性がホームページ等で公表されていないため不信感を抱かせている。

特許と論文

発明の名称
炭化水素の合成方法及び合成装置
特許番号 特許第6440742号
発明者 今中 忠行、竹本 正
水中において二酸化炭素を還元させて炭化水素を合成する方法において、 二酸化炭素を含む水に酸素を供給することにより酸素のナノバブルを生じさせ、 光触媒の存在下において、前記酸素のナノバブルを含む水に紫外線を照射することにより 活性酸素を生成させ、前記活性酸素の存在下において、二酸化炭素を還元させる方法である。 現在、日本、欧州各国、ロシア、中国で承認済み。その他の国々は審査中。

引用元:株式会社アイティー技研 ホームページ上に特許内容のPDFリンクがあります
    特許出願人は、SIエナジー株式会社

ドリーム燃料の開発者である今中忠行氏の経歴は?

今中氏は、微生物利用によるエネルギー開発や環境浄化技術の研究を通じて、持続可能な社会の実現に向けた貢献を続けています。また、彼の研究成果は多くの国際的な論文として発表されており、特に極限環境微生物学の分野での先駆的な業績が評価されています。

  • 1967年3月: 大阪大学工学部醗酵工学科卒業。
  • 1969年3月: 大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。
  • 1969年12月: 大阪大学大学院工学研究科博士課程中途退学。
  • 1973年2月: 工学博士(大阪大学)を取得。
  • 1973年1月: 大阪大学工学部助手に就任。
  • 1981年: 大阪大学工学部助教授に昇進。
  • 1989年3月: 大阪大学工学部教授に昇進。
  • 1996年: 京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻教授に就任。
  • 2004年11月 – 2005年3月: 第46次南極地域観測隊員として参加し、新属・新種の微生物を発見
  • 2005年: しらせ大学学長および南極大学学長を務める
  • 2008年4月: 京都大学名誉教授に就任。
  • 2008年4月: 立命館大学生命科学部生物工学科教授に就任。
  • 2010年: 紫綬褒章を受章。
  • 2015年: 立命館大学総合科学技術研究機構上席研究員に就任(現在に至る)。
  • 2018年: 瑞宝中綬章を受章。
    同年、株式会社アイティー技研を設立し、代表取締役社長に就任。

今中忠行氏の著書・監修

今中忠行氏は、環境微生物学やバイオテクノロジーに関する多くの著書を執筆しています。

微生物と共生しよう―パワフル微生物の応用
微生物工学入門: バイオテクノロジ-と生命科学
工学倫理 (化学マスター講座)
極限環境生物の産業展開 (バイオテクノロジーシリーズ)
酵素の開発と応用技術 普及版 (CMCテクニカルライブラリー 401 バイオテクノロジーシリーズ)
環境微生物学―地球環境を守る微生物の役割と応用

ドリーム燃料は、いつから実用化、現在どうなった?

ドリーム燃料はその革新性やコスト削減効果が謳われていますが、多くの専門家や関係者からはその実現可能性や信頼性に対する強い疑念が寄せられています。したがって、この技術に関する情報は慎重に評価する必要があります。

現在の状況

最近の動きとしては、2024年6月17日に山陽流通センター協同組合主催で「合成石油『ドリーム燃料』実用化の現状と展望」というテーマで講演会が行われました!

詐欺の疑惑

ドリーム燃料に関しては、SNSやメディアでの議論が活発であり、詐欺や怪しいビジネスとの指摘も多く見られます。特に、製造装置のリース販売やクラウドファンディングに関する問題が取り上げられ、実際に詐欺として訴えられる可能性も指摘されています。一部の専門家は、科学的に実現不可能な部分が多いとし、信頼性に疑問を呈しています。

ドリーム燃料の開発者である今中忠行氏は数々の功績を残された研究者で社会的信用も高く今までのキャリアを台無しにするような詐欺や怪しいビジネスとは結びつかない感じがするのは私だけでしょうか?

2024年に入っても、ドリーム燃料に関する議論は続いており、実用化に向けた動きは見られるものの、具体的な成果は報告されていません。

ただし、製造装置の販売やクラウドファンディングの進展についても、信頼性に疑問が持たれているため、今後の動向には注意が必要です。

まとめ

ドリーム燃料は、低コストで環境に優しい燃料として期待されていますが、実用化には多くの課題が残されています。また、詐欺や怪しいビジネスとの関連性が指摘されているため、慎重な検討が求められます。今後の技術的な進展や経済的な実現可能性に注目が集まっています。

私はドリーム燃料は是非実現して欲しいと思いますが、エネルギー業界は闇が深いようですので頑張って実用化されることを願っています!

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